脳や目だけでなく生活習慣病や老化防止にも役立ちます!
周囲を海に囲まれた日本では、昔から魚を多く食べる習慣がありました。しかし、近年の食生活の欧米化により肉食が増えて、生活習慣の問題などが取り上げられています。そして青魚の摂取量も年々減っており、日本人はDHAやEPAが不足気味になっているといわれています。実は生活習慣病は食事の習慣病でもあるので、欧米型の食生活になればなるほど、血液がドロドロで生活習慣病になりやすいのです。
また、日本人はそんなに太っていなくても糖尿病になりやすく、(これは古来日本人が少ない穀物を摂取して効率的に動いてきたDNAが遺伝子に組み込まれているといわれている)、欧米人はどちらかというと心臓病が多いのです。
生活習慣病の多くは食生活の乱れなどが原因です。例えば肉食などの脂っこい食事などで食生活が偏より、運動不足や喫煙などが重なると血液中の中性脂肪やコレステロールが増加し、いわゆる活習慣病の一因となってしまいます。中性脂肪やコレステロールのたまった人の血を採とると、脂で白く濁っていて、脂が浮いているいわゆるドロドロ血になっているのです。血管や血液中の細胞がしなやかでないと血管が詰まり、そのままにしておくと脳卒中や脳こうそく、血栓症などを引き起こす可能性もあります。
だから、血液をサラサラにするには、血管壁をしなやかにし、血液の細胞を柔らかくし血を必要以上に固まりにくくすることが大切なのです。そこで活躍するのがDHAやEPAなのです。DHAはしなやかな血管や柔らかい赤血球を作り、EPAは血小板が必要以上に固まるのを防ぎます。さらにコレステロールや中性脂肪が低減することがわかっています。そして、サラサラ血になれば、全身に栄養が運ばれるので体のすみずみまで元気なるのです。
北極海沿岸など極寒の地に住むイヌイットの人々は、動物性の食材を主に摂っているにもかかわらず動脈硬化や血栓症などの病気がほとんど見られないという。その理由は健康な生活を送る上で大切な必須脂肪酸であるDHAやEPAを含む魚を食べているからだといわれています。DHAは健全な細胞を形作り、血管をしなやかに保ち、生活習慣病を予防するとともに、選ばれた物質しか通過することができない脳まで直接届いて情報伝達や細胞エネルギーの代謝をスムーズにする働きがあるのです。
イヌイットがどうしてこの事実を知っていたのかはわかりませんが、極限の極寒で狩猟や漁業を営んでおり、アザラシや海鳥、鯨、カレイやサケを好んで食べます。イモ類と野菜はまったく食べません。
このことからも、魚類を主に食べており、特にDHAを摂取していたことが彼らの健康を維持してきたことがわかります。