DHAの知られざる力を徹底調査

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アトピーも改善!?

アレルギー・炎症を抑えることがわかってきました

アトピー性皮膚炎は、今なお増加傾向にあります。赤い湿疹が出て、強いかゆみを持ち、症状は悪化したり良くなったりを繰り返します。
DHAは頭や生活習慣などここのコラムでもご紹介しましたが、なぜアトピーにいいのでしょうか。

もともとアトピーとは、「通常、健康な人に見られない異常な過敏反応」を指す言葉で、アレルギー症状をおこしやすい遺伝的素因のひとつを言います。これは医学的に言うと、体内に侵入したアレルゲン(アレルギーの原因となる食べものやダニ、ハウスダスト、花粉など)に対して過敏に反応し、これを排除しようと免疫グロブリンE(IgE)抗体をつくりやすい体質を指します。そして、この抗体がつくられた体にアレルゲンが侵入すると、免疫細胞からアレルギーや炎症を引きおこす化学物質が生産され、アレルギー・炎症が起こるのです。この反応が皮膚におこるとアトピー性湿疹が出るのですが、魚から摂取されるEPAやDHAにはその化学物質が作られるのを抑制する働きがあることがわかってきました。

EPA・DHAを使った軟膏がありました

実は皮膚に塗布するタイプの塗り薬でこのEPAとDHAを利用した薬があります。DHA・EPA含有軟膏の開発者、香川県立津田病院小児科部長である渡辺俊之先生が2002年に市販薬を持って調査した結果その有効性が認められています。内外薬品株式会社が、2002年11月に医薬品として製造承認を受けた非ステロイド性外用剤「ダイアフラジン軟膏」を一般薬局から発売していますが、これは非ステロイド剤なので安心して使用することができます。

 「ダイアフラジン軟膏」に含有しているDHA・EPAは、アトピー性皮膚炎の発症および悪化に関与する化学伝達物質の一つ、ロイコトリエンB4の産生を抑制する明らかにされているので、実際に「ダイアフラジン軟膏」でアトピー性皮膚炎患者が良くなるか?ということをテーマに渡辺先生が、アトピー性皮膚炎患者27名を対象に臨床試験を行ったそうです。本軟膏を使用し、症状の重症度(注2)の推移を1~8か月間経過観察したところ、著効93%(25名)、有効7%(2名)、無効0%と全例有効以上という結果でした。なお、副作用は認められず、試験期間中は、原則として、本製品のみを使用し、他の外用剤および内服薬は使用していないとのことです。

 
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